■GUILD「D30」のブレイシング剥がれ修理
- 2013.11.15 Friday
- 19:33
JUGEMテーマ:楽器
■ギルド「D30」アコースティックギターのブレイシング剥がれの修理を承りました。
5、6弦の3フレットあたりを押さえて弾くとビリビリと少し気になる音がします。 ブリッジの右横あたりを押さえると止むのでブレイシイングの剥がれではないかというご依頼です。
弦を外して内部を詳しく見て行きます。
まず、その押さえると止むブリッジの右横あたりのブレイシングを見て行きます。
薄い紙を差し込んで確認してみますと、やはりブレイシングが2cmほど剥がれていました。
他の全てのブレイシングもチェックしていきます…と、もう一箇所見つかりました。
こちらはサウンドホールの右横のXブレイシング。末端から4cmくらいです。
まずはブリッジ側から接着。1箇所づつ確実に行います。
次にサウンドホール側のXブレイシングを接着。
接着が完了しましたら弦を張る前に指板を掃除してレモンオイルで保湿保護しておきます。
ネックの反りを調整して新しい弦に張替えましたら、
完了となります。
このギターはドレッドノートサイズですが、アーチ構造のバックとサイドとネックがメイプルです。
豊かな低音が印象的でバランスがよくフィンガーピッキングでもいい音色がしていました。