■GRETSCH G6136 DC "White Falcon Double Cutaway" ブリッジ台座のずれ防止ピン取り付けとナット調整

  • 2018.12.30 Sunday
  • 00:20

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■グレッチ G6136 DC "ホワイトファルコン・ダブルカッタウェイ" ブリッジ台座のずれ防止ピン取り付けとナット調整



弦の張力によって位置決めされているフルアコースティックギターのブリッジは、弦のテンションが低い場合や演奏方法によっては、ブリッジが台座ごとずれてしまう事があります。


そこで、ブリッジの台座とボディを小さなピンでつなぎ、そのずれを防止するプチカスタムを行います。




それでは、取りかかりましょう。





ピンド前


まずは新しい弦に張り替えて、セットアップ調整。ここでオクターブをしっかり合わせ、台座の位置を決定します。

位置決めは肝心ですので、よく確認して正確に。





そして、穴開け加工。






ピンド後


穴を開けた後、ボディ側にピンを取り付け、台座側の穴と位置を確認。ぴったり合わせる事ができました。






弦張り


ピンの加工が済みましたので、ブリッジをセットして、弦を張りチューニングを合わせ、再度確認。



このグレッチのスペース・コントロール・ブリッジは、サドルで各弦の微調整ができないため、多少合わない弦も出て来るのではと思っていましたが、セットアップの時にも全弦でほぼオクターブ・チューニングは合ってくれ、加工後も大丈夫でした!






ナット調整


それから、アーミングをした後に、チューニングが安定しない弦が数本ありました。

ナットの溝が、滑りにくくなっていましたので、ナットの溝の調整や整形を行いました。



そして更にチューニングが安定しやすくなるように、ナットとブリッジサドルの溝にワセリンを塗布しておきました。





WF完了


ブリッジ台座のずれ防止とナット調整のリペア終了になります。



これで、ブリッジが台座ごとずれることはなくなりました!

アーミングでの狂いも少なくなり、安心して演奏に集中いただけそうです!




*ブリッジのずれ防止については、こちらのブログもどうぞ。


■GRETSCH 6120 Nashville BS ピンド・ブリッジ加工やビグスビーの角度修正など
http://gw-eight.jugem.jp/?eid=161


■GRETSCH 6119B BROADKASTER ブリッジ台座ズレ防止のピンド・ブリッジ取付け
http://gw-eight.jugem.jp/?eid=76



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