■GRETSCH G6128T-57 DuoJet ブリッジ台座固定やサビ落とし
- 2019.04.22 Monday
- 19:28
JUGEMテーマ:楽器
■グレッチ G6128T-57 デュオジェットのブリッジ台座固定やサビ落とし
かなり使い込まれたデュオジェット。
ピックアップやブリッジなどの金属パーツがサビているようです。
弦を外して詳しく見てみます。
ポールピースの高さを変える調整ネジが固まっているところや、ネジを回してもポールピースが反応してくれないところもあり、ここのまでは高さ調整ができない状態でした…。
内部を確認してみます。
ポールピースの側面やネジ部分もかなりサビ付いていました…。
ピックアップ・カバーもメッキが剥がれていたり、緑色のサビも出ています。
そこで、パーツを分解してクリーニングする、ピックアップのオーバーホールを行う事になりました。
できるだけサビを落として、ポールピースの高さも調整できるようになりました。
そして、ブリッジもきれいにして行きます。
サドルの弦溝にできたサビや汚れなどの影響で、少しこもったような音がするところもありましたので、こちらもオーバーホールいたします。
こんな感じに。
スペース・コントロール・ブリッジは、各サドルでオクターブの微調整はできませんが、サドル径の違いから弦長が良い塩梅に変わっていて、思った以上に各弦のオクターブ・チューニングが合ってくれます。
それでは、いよいよ、
ブリッジ台座のずれ防止の加工に入ります。
先にセットアップ調整を行っておき、ここでオクターブを合わせ、ブリッジ台座の位置を決めていきます。
位置が決まりましたら、ブリッジ台座とボディをつなぐ小さなピンを慎重に取り付けます。
弦を張って状態を確認。
取り付けたのは小さなピンですが、強いピッキングでも強いベンドでも、もうブリッジは動きません。
アンプから音を出しながらピックアップの高さ調整をして、リペア終了になります。
(最初の写真よりきれいになっていると思います…)
指板のインレイがハンプトップの'57は、ジョージ・ハリスンさんと同じタイプですね。
*ブリッジのずれ防止については、こちらのブログもどうぞ。
■GRETSCH G6136 DC "White Falcon Double Cutaway" ブリッジ台座のずれ防止ピン取り付けとナット調整
http://gw-eight.jugem.jp/?eid=207
■GRETSCH 6120 Nashville BS ピンド・ブリッジ加工やビグスビーの角度修正など
http://gw-eight.jugem.jp/?eid=161
■GRETSCH 6119B BROADKASTER ブリッジ台座ズレ防止のピンド・ブリッジ取付け
http://gw-eight.jugem.jp/?eid=76